胴丸を蝶番で分割したのが当世具足の始まり。初期の頃は古風な小札を毛引で威したものが多かったが、のちに五分割した最上胴、鉄砲が普及すると次第に鉄板を使用した桶川胴や伊予札胴が流行し、さらには西欧から伝わったものを流用した南蛮胴なども出現した。戦法の進化が甲冑を急速に進化させ、個性的な武将達のセンスが世界に類を見ないデザイン性の強い防具を次々と世に送り出した。